【ノートルダムの鐘】福岡公演の感想を紹介~深いテーマと音楽に魅せられて

ノートルダムの鐘

劇団四季ミュージカル【ノートルダムの鐘】福岡公演を観に行きましたので、私の感想をご紹介します。

【ノートルダムの鐘】はディズニー作品ということは知っていましたが、観た事が無いのでストーリーがどういうものかはわかっていませんでした。

そして特に興味も無かった私は、【ノートルダムの鐘】の福岡公演決定を知った時、正直あまり「観に行きたい」と思わなかったのです。

ところが、今年に入ってから段々と興味を抱き始めました。

なぜ興味を抱き始めたか?

SNS上で、【ノートルダムの鐘】のコメントを多く見かけるようになったことがきっかけです。

鐘ロス】と言える、そんなコメントが多く、
「毎日これだけ多くの人がコメントを寄せ、ロス状態になる作品ってどんなものなんだろう」
日に日に興味が湧き、「あまり興味がない」→「観に行きたい」→「観に行く!」と気持ちがすっかり変わりました(#^.^#)



【ノートルダムの鐘】福岡公演の事前準備(予習)

事前に劇団四季の公式サイトで『あらすじ』と『200字コメント』という感想を読んで予習をしてから観に行きました。

『美女と野獣』、『ライオンキング』はディズニーアニメも観ていたので予習する必要もなく観劇を楽しめました。

しかし、数年前に『オペラ座の怪人』を観に行ったときの話ですが、ストーリーを知らないまま行ったものですから話を理解できるまでチンプンカンプン。
せっかく観に行ったのに最初から楽しめなかったことが残念だったので、それからはあらすじを事前に読んでから観に行くようにしました。

公式サイトにはプロモーション動画もあり、それを観て気持ちはすっかり『ノートルダムの鐘』へ♪

このプロモーションの音楽を聴いただけで引き込まれていくのを感じました。

あとは当日を待つばかり♪

【ノートルダムの鐘】福岡公演カジモド役は誰?

私が見に行った日は2月の3連休の最終日である24日(月)でした。
キャスト発表は月曜日なんですよね。

誰がカジモド役をやるのか当日のお楽しみ状態でした。

私が気になっていたのは田中彰孝さん。

数ヶ月前に観に行った【ライオンキング】福岡公演で、シンバ役を演じた田中さんの歌声がとても印象に残っていて、また聴きたいと思っていたからです。

でもSNS上では飯田達郎さんを推す声も多く、「飯田さんの歌も聴いてみたい!」と思いながら当日を迎えました。

ノートルダムの鐘キャスト

田中さんでした!

あと2回観に行く予定なので、どこかで飯田さんに当たらないかな・・・と期待しています(*^^*)

フロロー役は芝清道さん。
SNS上のコメントが多く、気になっていたので芝さんのフロローが観れて良かったです!



【ノートルダムの鐘】福岡公演の感想

ストーリーの感想

ひとことで言うなら、ファミリー向けの明るく楽しいストーリーではないと思います。

しかし、大変メッセージ性の強い、深いテーマを持つストーリーでしょう。

「人間と怪物の違いは?」というテーマですが、そもそも怪物とは何でしょう。

怪物

1.正体のわからない、不気味な生き物。

2.性質・行動・力量などが人並外れた人物。「政界の怪物」
 
引用:goo辞書

「怪物」とは、主人公のカジモドのことでしょうか?

カジモド

カジモドは、障害を持って生まれました。見た目は醜い容姿です。
だから「怪物」?

誰が決めたの、怪物って。

叔父であるフロロー(ノートルダム大聖堂で神に仕える大助祭)を始め、民衆は姿形が醜いだけで「怪物」という。

自分たちと見た目が違うだけで「怪物ならば」、それは自分勝手な言葉に過ぎない。

自分たちに危害を加えたわけでもない、犯罪を犯したわけでもない、見た目だけでそう言うのならばただの差別ではないでしょうか。

カジモドはノートルダム大聖堂の鐘楼に隠れるように住んでいたのですが、幽閉状態であったにも関わらず、性格が曲がることなく優しく純粋な心を持つ青年として描かれています。
goo辞書に書かれている「正体のわからない、不気味な生き物」ではありません。

幽閉されているのにフロローに感謝する気持ちは忘れていません。

あるお祭りの日に初めて外に出て、大衆からひどい仕打ちを受けますが、美しいジプシーの娘エスメラルダに助けられて恋心を抱くようになります。
恋心を抱くその過程は不思議ではなく、必然でしょう。

感謝や恋心といった、プラスの心の成長だけではありません。
最後、フロローに罰を与えるカジモドは優しく純粋な青年だけでない、新たに「怒り」「憎しみ」というマイナスの感情を持つようになります。

善悪の両方の気持ちを持つ、人間らしい青年に生まれ変わったように感じました。

差別という事ならば、エスメラルダたちジプシーに対してもそうです。

ジプシー

ヨーロッパを中心に、南・北アメリカなど世界各地で生活する少数民族。9世紀ごろインド北西部から発したといわれ、長く移動生活を続け、世界中に分布。言語はインド‐アーリア語系のロマニ語。音楽や踊りを好み、楽士・かご作り・鋳掛け・占いが伝統的な職業。ジプシーと呼ばれてきたが、ロマが自称。

引用:goo辞書

定住地を持たず、移動生活をする彼らが来ることによって、街の秩序が乱れ、犯罪が増えたのは事実かもしれませんが、「ジプシーだから」という目で見るのは差別だと思います。

そんな差別的な目で見られるジプシーの娘エスメラルダ。

エスメラルダ

エスメラルダは偏見など持たず、芯もしっかりしていて大変魅力的な女性です。
情熱的なダンスで男性を魅了する設定ですが、魅了された時点で「ジプシーだから」という差別的な偏見は持っちゃいけないですね(笑)

みんな同じ人間。十人十色。それぞれ個性も違う。

私たちも知らず知らずのうちに差別的な行動を起こしているかもしれません。

エスメラルダは、カジモドに対して見た目で行動を変えることはありませんでした。
見た目で態度を変えたり偏見を持って接する人もいます。
エスメラルダのように分け隔てなく接することが出来る、そんな人になれたら素敵ですね。

この作品を見て、自分たちの行いも振り返ることができるかもしれませんね。

そして、聖職者フロロー。

フロロー

聖職者でありながら、己の欲に負け、権力者の立場を利用して思い通りに事を進めようとしていきます。
弟思いでまじめであったはずのフロローが、自分の欲望のために非情なこともする様は、いつの世にもある悪い見本の権力者の姿のようです。
もしかしたら、一番人間臭く描かれているのはフロローかもしれませんね。

そんな誰しも持っている心の葛藤や苦しみ、喜びを凝縮して作られた作品のように思えます。

そして観終わった後に思う「怪物」とは?・・・これは姿形が醜いことではない。
きっと、誰もが持っている心の闇、己の罪・・・そういった総称なのかもしれません。

深いテーマの作品なので、笑って楽しめる作品を希望している方には向かないかもしれません。
でも、とても素晴らしい作品です。
最初興味を抱かなかった私ですが、今は観て良かったと思っています。
何度も観たくなる作品の一つになりました。



音楽の感想

文句なしに素晴らしいです。

冒頭のクワイヤ(聖歌隊)の歌声に魅了され、鐘の美しい音色で『ノートルダムの鐘』の世界へスッと入っていけます。

フロロー役の芝清道さんの歌声を初めて聴きましたが、凄く良かったです!!
低い声で、それでいて伸びがあり響く声に魅了されました。

こんなに優しい笑顔の芝さん、声が良くて素敵だけど悪役なんですね・・・憎めないなあ・・・(^^;

カジモド役の田中彰孝さんの歌声は甘く、耳に心地よいものでした。
話すときはしゃがれた声ですが、歌う時はそれは素敵な歌声を披露してくれました!

強く歌い上げるところは、しっかり心に響き揺さぶられる感じです。
ライオンキングのシンバを一瞬感じるところがありましたが、そう思ったのは私だけではなかったようです(*^^*)

私だけでなく、他の方の感想も紹介させていただきました。

ノートルダムの鐘を観た方々の感想記事をまとめたものもあります。
よろしければこちらもご覧ください。

ノートルダムの鐘劇団四季ノートルダムの鐘(福岡)の口コミ感想・あらすじを紹介!

劇団四季の感想記事はこちらからもご覧いただけます。

劇団四季

全体を通しての感想

ファミリー向けのストーリーではないと思っていましたが、それでも子供連れで見に来ていた家族は何組かいらっしゃいました。

私の席の周りにも子供さんたちが何人かいましたが、みんなおとなしく見ていましたし、拍手もしていました。

「面白かった」と話す子供さんもロビーにいました。

もしかしたら、ストーリーは100%理解できていないかもしれない。
でも、音楽の持つ力で感動を与え、子供達にも伝えることが出来る作品なのだと思います。

感動して涙を流す方が多いようですので、ハンカチは忘れずに持参することをお勧めします。
一緒に行った娘はマスクの中がビショビショになったそうです。
確かに泣きはらした目になっていました。(T_T)

今回、私が観た席はC席(2階後方)の端の方でした。
オペラグラスが無くても大丈夫でしたが、やはり正面から観たいですね。

これまでサントラCDを購入したことがありませんでしたが、今回は購入しました。

ノートルダムの鐘 グッズ

これでいつでも余韻に浸れます(*^^*)

グッズ紹介の記事はこちらからご覧いただけます。

ノートルダムの鐘ノートルダムの鐘(劇団四季)福岡公演グッズ紹介

劇団四季の感想記事はこちらからもご覧いただけます。

劇団四季感想記事

【ノートルダムの鐘】福岡公演の感想のまとめ

前回のライオンキングと違って明るく楽しい作品ではありませんが、心に響く作品だと思います。

歌も音楽も素晴らしく、しばらく耳に「あ~あ~あ~」(歌)と鳴り響いています。

新型コロナウィルスの影響で、しばらく公演中止が決まり大変残念です。

しかし、残念に思っているのはファンの皆さんだけでなく、劇団四季の皆さんも私たち以上に残念に思っていることでしょう。

3月9日以降再開予定のようですが、公演中止の延長も考えられます。

一日も早くこの事態が落ち着き、また素敵な舞台を私たちに届けて欲しいと願っています。

 
最後まで読んでいただきありがとうございました。



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