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女性パイロットが少ない理由は?日本に何人いて男女比率はどのくらい?

女性パイロットが少ない理由は?日本に何人いて男女比率はどのくらい?

「女性パイロットが少ないのはなぜ?」

「女性パイロットって日本にどのくらいいるの?」

まもなく始まる朝ドラ「舞いあがれ!」は、ヒロインがパイロットを目指す話とあって、女性パイロットについて気になっている方も多いことと思います。

この記事では、女性パイロットが少ない理由と日本に何人いて男女比はどのくらいなのかについてまとめています。

ぜひ最後までご覧ください。

女性パイロットが少ない理由は?

女性パイロットが少ないのには主に以下のような理由があります。

  • 志望者が少ない
  • 身体的問題
  • 女性のライフサイクルとキャリアとのバランス

それぞれ解説していきます。

志望者が少ない

まず志望者が少ない、というのが一番の理由ではないでしょうか。

志望者が少なければ当然なる人も少ないですよね。

客室乗務員などは昔から女性に人気が高く、志望者もおおくいました。

それに対しパイロットは、男性の仕事というイメージが強く、女性が職業を決める際になかなか選択肢として挙がってこなかったのだと思います。

憧れはあっても「女性じゃパイロットにはなれないかも…」「応募しても落とされるのではないか」と考え、初めからあきらめていた人も多そうですね。

ですが、実際のところ能力に男女差はないと言われています。

航空各社も少しづつ環境改善を行っていて、それにより女性のパイロットも年々増えてきています。

とはいえやはり男性と比べると極めて少ないというのが現状です。

身体的問題

パイロットになるには以前は163cm以上、という身長制限がありました。

これは操縦席でさまざまな操作をする際に必要だと想定され設けられていた基準です。

これでは日本人女性の平均身長からしてもおおくの方が対象外となってしまいます。

平成22年以降、この身長制限は撤廃されていますが、やはり158cm以上ないと厳しいようで、今でも航空大学校の受験資格には身長158cm以上とあります。

身長が少しくらい足りなくてもパイロットになる道はありますが、やはり身長を理由に泣く泣くあきらめた人も多そうですね。

女性のライフサイクルとキャリアとのバランス

次に挙げるのが女性のライフサイクルとキャリアとのバランスです。

訓練生から始まり、副操縦士、さらに機長になるまでの間に、女性は結婚・妊娠・出産といったライフサイクルに入ります。

妊娠がわかると航空身体検査で不適合となり、操縦業務に携わることができません。

妊娠・出産・育児で長く業務から離れると、復帰するためにまた訓練を受けなくてはならず、時間も費用もかかります。

家庭との両立がとくに難しい職業でもあり、途中であきらめてしまう人も少なくないようです。

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女性パイロットは日本に何人いるの?

日本の航空会社には現在70名ほどの女性パイロットがいます。

そのうち女性機長は6名で、JALに2名、ANAウイングスに1名と、IBEX・スカイマーク・Jエアにそれぞれ1名ずつです。

JAL初の女性機長・藤明里さんです。

女性パイロットのパイオニアと言われています。

同じくJALで女性初の大型機の機長になった長谷川千春さんです。

家庭と仕事を両立させ機長になった長谷川さんには3人のお子さんがいます。

ANAグループで初の女性機長となったANAウイングスの松本友佳子さんです。

年間約700便の操縦をしているそうです。

みなさん本当にかっこいいですよね。

なお、旅客機以外の民間企業の航空機や、自家用小型軽飛行機、ヘリコプターなどを含めると女性パイロットは意外といるようです。

パイロットの女性の割合は?男女比率はどのくらい?

女性パイロットが徐々に増えてきているとはいえ、その割合は日本では1.3%、世界でも5.3%ほどです。

意外にも世界で一番女性パイロットの比率が高いのがインドで12%を超えるそうです。

とはいえやはり女性パイロットの割合はまだまだ低いですね。

パイロットになる大学はある?

現在、エアラインパイロットになるための養成コースがある私立大学は、東海大学・桜美林大学・法政大学・祟城大学・千葉科学大学・第一工科大学の6校です。

この6校では卒業までに最低限の操縦資格を得ることができます。

残念ながら国立大学ではパイロット養成コースが設けられている大学はありません。

昔はパイロットになるには国内唯一の公的機関である航空大学校に進むか、航空会社の自社養成しかありませんでしたが、今は大学で資格を取ってから航空会社に入社するという人も多いようです。

パイロットになるには何年かかる?

大手航空会社の自社養成では入社し訓練生となってから副操縦士になるまでに3〜4年、そこから機長になるまで7〜10年かかると言われています。

機長を目指すとなると早い人でも10年で、15年以上かかるという人もザラにいるようです。

女性パイロットが少ない理由は?まとめ

今回は女性パイロットが少ない理由についてまとめてみました。

最後までお読みいただきありがとうございます。

昔に比べると環境や体制などずいぶん改善されてきて、徐々にですが女性のパイロットも増えてきています。

しかし女性にとってはまだまだ厳しい世界のようです。

「舞いあがれ!」のヒロイン・舞にはどんな試練が待ち受け、それをどう乗り越えパイロットへの道を切り開いていくのか、今から楽しみですね。

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