2019年10月7日のNHK「逆転人生」に末延則子さんが出演されます。
末延則子さんはポーラ・オルビスホールディングス執行役員を務められていますが、以前は商品化経験ゼロの落ちこぼれ研究員だったそうで、シワ改善美容液の開発ではリーダーとなりますが全く期待されていなかったそうです。
しかし、そんな落ちこぼれ研究員だった末延さんは「シワ改善美容液」の地道な研究を続けた結果、シワの原因やシワを改善する医薬部外品有効成分を発見しました。
多くの女性が悩んでいるシワが改善されるなんて夢のような話ですよね!
シワ改善の薬用化粧品は発売1年で売上累計94万個、売上総額130億円を達成し、2017年最大のヒット化粧品となりました。
そして、末延さんは2018年に「ウーマン・オブ・ザ・イヤー2018」に選ばれます。
落ちこぼれ研究員だった頃は「ウーマン・オブ・ザ・イヤー」を受賞できるとは夢にも思わなかったことでしょう。
まさに逆転人生ですよね。
シワの原因が何なのか、シワを改善できる美容液とは?
こちらも気になるところですね。
末延則子さんのプロフィール、シワの原因、シワ改善の美容液とは何なのかをご紹介していきます。
目次
【ポーラ】末延則子のプロフィール

出典:https://style.nikkei.com/article/DGXMZO36651650Y8A011C1000000/
大阪大学大学院薬学研究科博士前期課程修了
2017年12月日経WOMAN「ウーマン・オブ・ザ・イヤー2018」大賞受賞。
末延さんは、子育てをしながら研究生活を送られていたそうです。
子育てしながら仕事を続けるのは大変だったと思いますが、研究所では子育て経験者も多かったため、みんなで協力し合いながら仕事を続けることができたそうです。
こういう環境だからこそ研究を続けることができ、結果を出せたので、喜びもひとしおだったのではないでしょうか。
【ポーラ】末延則子が開発したリンクルショット メディカル セラム
「リンクルショット メディカル セラム 」これこそが、業界初「シワの改善効果がある」として日本で初めて医薬部外品として認められた薬用化粧品です。
「リンクルショット メディカル セラム」開発のきっかけ
世の中でシワに悩んでいる女性がどのくらいいるのか、ポーラのお客様で調べてみたところ、30歳以上の女性客の約70%以上がシワに悩んでいることがわかり、「シワを改善できる製品ができれば悩んでいる70%以上の人たちを笑顔にできる。笑顔にしたい。」と研究が始まりました。
女性の永遠の悩みですよね、シワって。
「リンクルショット メディカル セラム」開発期間は?
そんなに簡単には業界初のシワ改善美容液なんてできないですよね。
研究開発に7年
医薬部外品として厚生労働省の承認を得るまで8年
トータル15年の月日を要しました。
医薬部外品申請に必要な、成分の安定性を確保し、製品化が可能な状態になるまで長い時間がかかります。
ご存知の方も多いと思いますが、カネボウの「白斑問題」が起こり、承認審査は更に厳しくなり、申請から認可までに通常の2倍の8年かかったそうです。
驚き!シワの原因とは
シワは、紫外線や表情圧などの小さな炎症を繰り返して起きていました。
それが、なぜシワにつながるのか?重要なことは未解明のままでした。
そのメカニズムを、ポーラは世界で初めて発見しました。
「好中球」と呼ばれる白血球の一種が紫外線などの小さな炎症をキズと勘違いする。
そして、「好中球エラスターゼ」を過剰放出して、コラーゲンなどの真皮成分を分解していました。
それが、シワの原因のひとつだったのです。
その抑制こそが、シワを改善する鍵でもありました。ポーラ独自の医薬部外品有効成分「ニールワン」が真皮成分の分解&生成のバランスを整え、肌本来の力によるシワの改善を促します。引用:POLA公式サイト

出典:https://www.pola.co.jp/brand/wrinkle/science/
紫外線や、表情の圧力を「キズ」と勘違いし、そのキズを修復するためにコラーゲンを分解していたなんて・・・(>_<)。 コラーゲンドリンクやコラーゲンサプリを摂取しても追いつかないということですよね、多分。 では、その勘違いの働きをどうやって抑えたらいいのでしょうか?
シワ改善有効成分「ニールワン」
約5400種類もの中から、シワ改善効果につながる有効成分として、日本で初めて承認された成分が「ニールワン」です。
「ニールワン」は、真皮成分を分解する酵素「好中球エラスターゼ」に合体することにより、真皮成分の過剰な分解を抑制します。

出典:https://www.pola.co.jp/brand/wrinkle/science/
真皮の生成よりも分解が進むとバランスが崩れ、シワができます。
しかし、真皮の分解がストップし、自らの真皮の生成ができればシワ改善につながるわけですね。
「ニールワン」の実力は?
実際、シワが改善されるか気になるところですよね。
POLAの研究企画部長である檜谷季宏氏が自ら8年の歳月をかけて試してこられた写真がこちらです。

出典:https://www.pola.co.jp/brand/wrinkle/science/
写真向かって左側にだけ8年間試していたそうで、左右の違いが明らかです。
これを見ると、効果ありだと期待してしまいますね!
「ニールワン」の弱点と克服
ニールワンは水となじみやすい性質の為、水をベースに作られるスキンケアでは分解されて溶けてしまうという弱点がありました。
そのため、研究所や医師を訪ね弱点を克服できる方法を探し始めますが、なかなか見つからなかったようです。
ところが、突破口が偶然見つかります。
それは、なんと「チョコミントアイス」でした。
研究員が食べていたチョコミントアイスのチョコチップが、溶けずにアイスに練り込まれているのを見て、同じように「ニールワンを練り込めばいいのではないか」とクリーム状になるように混ぜたら上手くいったそうです。
そうしてできたのが、水をまったく使わない「ニールワン真皮浸透処方」。
肌に密着し、肌の水分によって、シワを改善する医薬部外品有効成分が真皮まで浸透するそうです。

出典:https://www.pola.co.jp/brand/wrinkle/component/
どこにヒントが転がっているのかわからないものですね。
これがヒントになると気付かなければ、リンクルショットは生まれなかったかもしれないですね!
【ポーラ】末延則子「ウーマン・オブ・ザ・イヤー2018」の受賞理由
「リンクルショット メディカル セラム」が日本初の医薬部外品として承認された薬用化粧品だということはご理解いただけたと思います。
そして、発売から9カ月で売上累計80万個、売上総額約112億円を達成、発売1年で売上累計94万個、売上総額130億円を達成し、2017年最大のヒット化粧品となりました。
「ウーマン・オブ・ザ・イヤー2018」の受賞理由は日本初の医薬部外品の開発と爆発的な大ヒット商品を生み出したからでしょうか?
以下のような理由から評価されたようです。
「発見。世界でひとつのシワ改善メカニズム」――2017年1月1日、印象的なコピーと共に発売されたポーラの「リンクルショット メディカル セラム」は、発売から9カ月で売上累計80万個、売上総額約112億円を達成し、2017年最大のヒットコスメとなりました。
この商品を企画し、研究チームを率いたのが末延則子さん。
「シワ改善の医薬部外品コスメで、お客様を笑顔にしたい」というミッションを掲げたのが2002年。
しかし、研究開発に7年、さらに厚生労働省から医薬部外品として承認されるまでに8年、計15年もの歳月がかかりました。
研究者として地道に研究に従事し、日本初となる「抗シワ」の医薬部外品を開発、15年かけて、2017年最大のヒットコスメをつくりあげた仕事人魂。
逆境でも諦めずに、部下のモチベーションを維持しながら、成果をあげる強いチームをつくったリーダーシップを評価して、2018年の大賞となりました。(引用:日経doors)
何事にも言えることですが、諦めない気持ちは大事ですね。
部下のモチベーションを維持することも大変だったのではないかと思われますが、末延則子さんならではのリーダーシップを発揮された結果なのでしょうね。

【ポーラ】末延則子と「リンクルショット メディカル セラム」のまとめ
- チームリーダーとして日本初の医薬部外品「リンクルショット メディカル セラム」を開発
- 開発から承認まで15年かかった
- 真皮成分を分解していたことがシワの原因のひとつであることを発見。
- 真皮成分分解を抑制する日本初承認のシワ改善有効成分「ニールワン」を発見
- 「リンクルショット メディカル セラム」は2017年最大のヒット化粧品となった
- 「ウーマン・オブ・ザ・イヤー2018」を受賞
いかがでしたでしょうか。
一朝一夕にはこれだけの発見や大ヒット商品を生み出すことはできないものです。
しかし、諦めずに継続したからこそ得られた成功です。
長年の研究結果が詰まった「リンクルショット メディカル セラム」を試してみたいものです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。