花粉症対策として今話題になっている『にごり酢』をご存知ですか?
毎年花粉の時期は辛いですよね。
最近の研究で明らかになった、花粉症対策として注目されている食べ物が『にごり酢』です。
気になる『にごり酢』を使ったレシピや、購入できる通販サイトをご紹介します。
目次
にごり酢とは

出典:DIME
にごり酢とは、古くから使われているろ過する前の状態のお酢のことを言います。
私たちが口にしている酢はろ過されたものになるのですが、実はろ過される前の酢には『酢酸菌』が含まれています。
酢酸菌はお酢の濁りの原因となるために、ろ過されて製品化されているのです。
写真を見ても分かりますよね。私たちがよく目にするものは左側の透き通ったお酢です。
右側の濁りのあるお酢は目にすることはほとんどりません。
つまり、にごり酢とはろ過される前の酢酸菌を残したお酢のことを言います。
にごり酢に含まれる酢酸菌がスゴイ!
酢酸菌が花粉症対策にいいと言われていますが、それはなぜでしょうか?
東京では2人に1人が花粉症といわれ年々増加傾向にあるが、原因のひとつは多様な菌との接触が減っているということ。移民当時の生活を営むアメリカのアーミッシュと、都会の子どもを比較した調査では、アーミッシュの花粉症有病率は10分の1以下だった。多様な菌に接触することで病原菌とアレルギー物質を正しく見分けることができ、免疫システムが正常に働くのではないかと多くの研究者が考えている。
花粉症は免疫システムのエラーによって発症する。花粉を異物と勘違いして過剰なIgE抗体ができて、マスト細胞がIgE抗体と結合、過剰にヒスタミンが放出されてアレルギーを発症する。免疫システムのエラーを改善することで花粉症の予防、改善につながっていく。
引用:DIME
アレルギーの原因となる物質を「アレルゲン」または「抗原」といいます。花粉、ダニ、ハウスダスト、食物、薬物など、私たちの身のまわりには多くの種類のアレルゲンがあります。どのアレルゲンに反応するかは人それぞれです。
アレルゲンが体内に入ってくると、これをやっつけようと「IgE(アイジーイー)抗体 ※」というタンパク質がつくりだされます。このIgE抗体は、皮膚や粘膜に多くあるマスト細胞の表面に、まるでアンテナのように張りめぐらされています。再びアレルゲンが侵入してきて、このIgE抗体のアンテナにひっかかり結合したとき、マスト細胞の中につまっているヒスタミンなどの化学物質が一気に放出されて、かゆみなどの症状があらわれてくるのです。
※免疫グロブリンと呼ばれるタンパク質の一種。体内でつくられる抗体にはIgG、IgA、IgM、IgD、IgEの5つの種類があります。
免疫システムを整える要となるのが、病原菌を感知して免疫を作動させるスイッチとなる「TLR」で、白血球のひとつマクロファージの細胞表面にある受容体だ。主にアレルギーを感知するスイッチは「TLR2」と「TRL4」で、乳酸菌や納豆菌では「TRL4」のスイッチは押せないが、両方押せるのが酢酸菌であることが最新研究でわかった。酢酸菌は免疫の過剰反応や誤作動を抑制して、花粉症などのアレルギー症状を抑えることが期待できる。
引用:DIME
花粉やほこりは有害物質ではないのですが、体内の細胞が病原菌やウィルスと勘違いして追い出そうとして頑張ってIgE抗体を過剰に作り出しているそうです。
ですから、この免疫システムのエラーを改善することができれば、花粉症の改善や予防にもつながるのだそうです。
そしてアレルギーを感知する「TLR2」と「TRL4」の二つのスイッチ。
この両方のスイッチを押せるものは無かったのですが、最近『酢酸菌』が両方押せるものだとわかったそうです。
酢酸菌をどのくらい摂ったらいいの?
毎日大さじ1~2杯のにごり酢を摂取
これだけでいいのです!
しかし、酢酸菌単体で摂取するより、他の菌も一緒に摂るとさらにいい効果が期待できるそうです。
石原新菜先生(イシハラクリニック副院長)は次のように話されています。
「例えば、酢酸菌と乳酸菌を組み合わせてとることで免疫細胞が活性化し、乳酸菌だけをとったときと比べて倍以上の活性化が確認されています。免疫細胞が活性化すれば、花粉症はもちろん、疲れにくく風邪もひきにくい身体になります。酢酸菌とその他の発酵食品を毎日の生活に上手に取り入れて、病気知らずの生活を目指しましょう」
引用:ヤフーニュース(2/16付 週刊女性PRIME)
そして、先生は大さじ1杯程度をサラダや冷ややっこ、納豆、魚や肉料理にかけたりして、酢酸菌を摂取しているそうです。
簡単じゃないですか?
大さじ1杯の酢酸菌を日々の食事にかけるだけですよ。
毎日摂取することが理想で、摂取するタイミングは食事と一緒に、こまめに摂ることがオススメのようです。
しかし、1日1回しか摂れない場合は、腸の動きが活発な夕食時がいいそうです。
酢酸菌が含まれるのは『にごり酢』だけでなく、黒酢、バルサミコ酢、香酢にも含まれているので、これらで代用できるそうです
簡単!花粉症対策レシピ
豚肉と野菜たっぷりレンジ蒸し

出典:DIME
【材料2人分】
もやし100g(1袋) 豚バラ120g キャベツ2枚 人参1/2本 ほうれん草4株 塩こしょう少々 にごり酢10cc 【タレ】
にごり酢30cc 梅干し(梅肉)1〜2個(20gほど) しょうゆ大さじ1 1.豚バラは5〜6cmに切り、塩こしょう、にごり酢10ccを全体にかける。
2.キャベツはざく切り、人参は5cmほどの千切り、ほうれん草は5cmほどに切る。
3.皿にもやし、2の野菜、豚バラの順にのせ、ラップをふんわりとかけて野菜に火が通るまでレンジにかける。(おおよそ600W 5分)。
4.タレの材料を混ぜ、3にかけてできあがり。引用:DIME
ダブル発酵 酢トック ザーサイ

出典:DIME
花粉症予防に、酢酸菌を含むお酢、発酵食品のザーサイがダブルで摂れるメニュー。さらにシソを使うことでアレルギーの抑制も期待できる。冷蔵庫で1週間ほど保存可能なので、作りおきにも便利。ザーサイはメンマで代用可。豆板醤がない時は、味噌大さじ1、しょうゆ小さじ1/2、唐辛子小さじ1で。好みでミョウガ1本(15g)を加えても◎。ザーザイの塩味とシソの風味を強く感じるので、お酢の酸味がマスキングされて酸っぱいものが苦手な人にも食べやすい。ごはんが進み、おつまみにも合いそう。
【材料( 5食分・1食 20g想定)】
ザーサイ100g シソ 5枚 【タレ】
ごま油大さじ1/2 しょうゆ小さじ1/2 豆板醤小さじ1/2(辛いのが苦手な場合は少なめに) 砂糖少々 にごり酢20cc 1.ザーサイはキッチンペーパーで水気を軽く拭き取る。
2.シソは粗みじん切りにする。
3.タレの材料を混ぜ、1、2と混ぜる。引用:DIME
ながいものトロトロ汁

出典:DIME
花粉症予防に、酢酸菌を含む酢、さらに鼻やのどの粘膜の保護・強化になる長芋をダブルで摂れる、花粉症対策メニュー。酢をかけることで、長芋のポリフェノールの酸化による変色も防ぐ。長芋の食感を楽しみたい場合は粗く、トロトロ感を楽しむ場合は、細かくすりおろす。
【材料(2人分)】
長芋100g+40g 青のり少々 にごり酢10cc 【スープ】
だし汁2カップ にごり酢30cc しょうゆ小さじ2 1.長芋40gを千切りにし、にごり酢10ccをかけておく。
2.スープの材料を鍋に入れ、沸騰させてから3分煮る。そこにすりおろした長芋100gを入れ、さらに3分煮る。
3.火からおろし、器に入れたあと、1と青のりを加えてできあがり。引用:DIME
ベリーヨーグルト酢ムージー

出典:DIME
酢酸菌と乳酸菌の組み合わせで、より高い免疫活性効果が期待できる。トッピングに抗酸化作用の高いベリーを加えることで免疫機能の働きをサポート。またお酢には苦味を取り除く働きもあるので、冷凍ミックスベリーをあらかじめ酢につけておくとポリフェノールの苦味が緩和。バナナの甘みとフルーティーなベリーの組み合わせで、酸味もあまり感じず飲みやすい。酸味が苦手な人ははちみつを足して。
【材料(2人分・1人180ml)】
バナナ1本 冷凍ミックスベリー120g にごり酢30cc 牛乳1/2カップ(100CC) ヨーグルト100g はちみつ小さじ1程度(好みで) 1.冷凍ミックスベリーをにごり酢に10分ほどつけておく。
2.ミキサーに1と残りの材料をすべて入れ、なめらかになるまで攪拌したらできあがり。引用:DIME
にごり酢を買える通販サイトは?
石原新菜先生(イシハラクリニック副院長)は、お酢造り300年の老舗、庄分酢の『蔵付酢酸菌 かすみくろ酢』を愛飲されているそうです。

出典:庄分酢
『蔵付酢酸菌 かすみくろ酢』は庄分酢の公式サイトで購入できます。
通販サイトを確認しましたが、Amazon、楽天市場では現在取扱いがないようです。
ヤフーショッピングは取扱いがありましたが、お値段が高めでしたので庄分酢さんの公式サイトからの購入をお勧めします。
花粉症対策でにごり酢が話題!のまとめ
花粉症に悩まれている方に朗報です。
花粉症は免疫システムのエラーによって起こると言われています。
その免疫システムエラーの改善につながる物質が酢酸菌であると最近わかってきました。
この酢酸菌が含まれているものは「にごり酢」「黒酢」「バルサミコ酢」「香酢」です。
毎日大さじ1杯程度を摂取するだけで改善につながるようですので、是非一度試してみてはいかがでしょうか?
にごり酢は通販でも購入できます。代用できる黒酢やバルサミコ酢はスーパーにも売っていますので手軽に試してみることができますよ(*^^*)
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。