2021年度後期のNHK朝の連続テレビ小説『カムカムエブリバディ』。
豪華なキャストや三世代ヒロインなど、話題に事欠かないドラマですよね!
ラジオの英会話番組を通して描かれる人間模様、というのも新鮮です。
英語が大きな鍵となっている本作ですが、タイトルも独特です。
確かに『カムカムエブリバディ』という言葉はキャッチーですが、耳慣れない言葉ですよね。気になった方も多いようです。
カタカナのタイトルは確かにありましたが、『スカーレット』や。『エール』など単語であるものがほとんどです。
なんでも、実際にラジオ放送されていた『カムカム英語』という番組の主題歌なんだとか。さらに、実話であるという噂もあるようです。
そこで、今回はカムカムエブリバディの意味がなんなのか、カムカム英語の主題歌であり、実話なのかを調査してみました!
カムカムエブリバディの意味は何?
『カムカムエブリバディ』はどういう意味なのでしょうか。
カムカムエブリバディ→米米ファンって意味?🤣🤣🤣#コマラジマンデーナイトスペシャル
— 米☀しょう☀米 (@k2cside) February 8, 2021
カムカムエブリバディっておいでおいでみんな=いらっしゃいませって意味?
— 百花 moka (@taiga_moka123) October 30, 2021
みなさん気になっていますね!
直訳すると、『みんなおいで』といったニュアンスのようです。
なんだか明るいイメージですね。
朝の連続テレビ小説にはぴったりのタイトルです!
カムカムエブリバディは「カムカム英語」の主題歌?
『みんなおいで』という意味の『カムカムエブリバディ』。
調べたところ、NHKのラジオ番組『英語会話』の主題歌であったという噂は本当でした。
『英語会話』はNHKアナウンサー平川唯一さんが講師を務めたラジオ番組です。
平川さんは17歳の時、英語の勉強のために渡米。
17年間をアメリカで過ごし、帰国後はNHKの英語放送アナウンサーとして採用されました。
なんと終戦時の玉音放送を英訳し、国外に向けて朗読をしたのが、この平川さんなんだそうです。
日本を代表する英語のプロフェッショナルですね!
平川さんは終戦後の1946年からラジオにて放送された『英語会話』を担当します。
この番組のテーマ曲として、童謡『証城寺の狸囃子』の曲に合わせ、平川さんは『Come,Come,Everybody』を作詞しました。
この主題歌から、平川さんはカムカムおじさんと呼ばれ親しまれていたようです。
『英語会話』というタイトルも主題歌にちなみ、『カムカム英語』と呼ばれていたんだとか。
確かに『英語会話』よりキャッチーで親しみやすいですよね。
このテーマ曲『Come,Come,Everybody』は国民に浸透することとなりました。
ピンとこない、という方は是非聴いてみてくださいね。
なるほど、誰でも一度は聞いたことがあるメロディです!
【カムカムエブリバディ】YouTube弾き語り動画のコメント欄に、カムカムおじさんこと平川唯一さんの実の娘さんであるメリー大野さんからあたたかいメッセージをいただいてびっくり!光栄です…✨https://t.co/j0a0tZyJ8L
— 山野さと子🎀アニソンデビューから42年目の秋 (@YamanoSatoko) September 28, 2021
カムカムエブリバディは実話?
『カムカムエブリバディ』は実話なのでしょうか?
前述の平川さんのエピソードを考慮すると、実話のように思えますよね。
劇中では実際に英語のラジオ放送が流され、その中でパーソナリティを務める平川さんをさだまさしさんが演じることとなっています。
となると、番組やアナウンサーは『カムカム英語』や平川さんをモデルにしていることは事実ですね!
さだまさし、人気講師・平川唯一役で朝ドラ初出演 「日本を明るくするお手伝いが出来たら」#さだまさし #カムカムエヴリバディ
https://t.co/OOBiNwV5hx pic.twitter.com/7CKiMqGn4s— リアルサウンド映画部 (@realsound_m) March 21, 2021
心なしか顔も似ているような気がします!
平川唯一さんが担当した番組、というのは事実に基づいているようですが、脚本は藤崎有紀さんのオリジナルストーリーとなっています。
これらのことから、『カムカムエブリバディ』は一部は事実に基づいている部分はありますが、全体として実話でないということになりますね。
カムカムエブリバディのモデルは誰?
『カムカムエブリバディ』にモデルはいるのでしょうか?
さだまさしさん演じる平川アナウンサーは、平川唯一さんがモデルになっていることは前述の通りです。
そこで、ヒロインである橘安子にモデルはいるのかを調べてみました。
上白石萌音さん演じる安子は、和菓子屋の看板娘で、おしゃれとあんこが大好きな普通の女の子です。
英語放送を通して、戦後の日本という大変な状況の中を生き抜いた、そんな人物がいたのでしょうか。
英語で女性、というと津田塾大学で知られる津田梅子さんが浮かびますが、安子のモデルではありませんでした。
安子は朗らかで明るい上白石さんにぴったりの役柄ですが、モデルとなる実在の人物はいないようですね。
上白石萌音さんが著書を出されています。
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完全オリジナルストーリーとなっているので、それぞれがどんなキャラクターなのか、観ながら楽しむことができるのではないでしょうか?
カムカムエブリバディのまとめ
『カムカムエブリバディ』の意味や、『カムカム英語』の主題歌であるのか、実話に基づいたストーリーなのか?のまとめはこちらです!
- カムカムエブリバディの意味は『みんなおいで』。
- 直訳は上記のようになるが、1946年からNHKで放送されたラジオ番組『英語会話』の主題歌のタイトルが『Come,Come,Everybody』。
- 『英語会話』は通称『カムカム英語』と呼ばれ親しまれる。
- 『英語会話』の主題歌『Come,Come,Everybody』は当時番組を担当していた平川唯一さんが『証城寺の狸囃子』を作詞したもの。
- 『カムカム英語』や平川唯一さんをモデルにしているが、ヒロインの安子にモデルはおらず、ストーリーはオリジナル脚本であり、実話ではない。
いかがでしたでしょうか?
現在、初代ヒロインである安子のストーリーが放送中です。
今後も目が離せませんね!
最後までお読み頂き、ありがとうございました!